残業・廃棄ゼロ 佰食屋(ひゃくしょくや)【10月2日(金)】
コロナ感染拡大でニューノーマルが囁かれる中ですが、佰食屋という店があるのをご存じでしょうか?
1日100食限定のステーキ丼専門店が、京都にあります。
売上増や多店舗展開を捨てて、社員にとって働きやすい会社と、企業として成り立つビジネスモデルを両立させ、コロナ禍でも100食完売だそうです。
100食限定は、2012年の開店からから続くポリシーだそうです。
メニューは、ステーキ丼、ハンバーグ定食とおろしポン酢定食の3品だけで、1日の売り上げは約10万円だそうです。
社員の給料や家賃、材料費を差し引いても利益は残ります。
社員は、100食売り切って、就業時間通りに残業なしで帰ります。
長時間労働が常態化している飲食業界で、残業がない先進的な働き方が評価され、国の表彰を受けました。
コロナ禍で、インバウンド需要を見越して、繁華街に出した2店舗は、閉店しましたが、残りの2店舗は、完売が続き、今期も黒字決算を維持しているそうです。
1984年生まれの中村朱美社長は、前職では仕事に生きがいは感じてはいましたが、自己犠牲を払うより自分を大切にしたいと思い、ご主人と定年後にあたためていた夢を、前倒しで実現しました。
生活に必要な収入から逆算して、たどり着いたのが、1日100食限定だったそうです。
通常、飲食店の原価率は、3割と言われますが、佰食屋の原価率は5割と高く、高品質の材料が使用できるので、その分顧客満足度が高くなります。
広告宣伝費は一切かけず、口コミで、集客を図ったのが見事に当たりました。
夜に営業すれば、もっと稼げると何度も助言されましたが、信念を曲げずに昼のみの営業で、家族4人で過ごす夜の時間を大切にしているそうです。
100食完売するので、食品ロスがなく環境にもやさしい。
「業績至上主義に背を向けても、幸せな暮らしはある。」との中村社長の言葉がニューノーマル時代の新たな可能性を感じます。
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