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ブラックストーン・グループ(The Blackstone Group)【11月12日(木)】

世界最大級の投資ファンド、米国ブラックストーン・グループが、来年にも、日本の富裕層から、ファンドの資金募集を始めます。


海外の大手ファンドが、日本国内で、個人から本格的に、投資資金を集めるのは、初と見られます。


ブラックストーン・グループは、日本で、投資事業を拡大していて、資金調達の多様化を含め、日本との関りを、深めています。


同社は、今春に東京オフィスで、専門部署を設置し、実現に向けスタートを切りました。


税務処理や運用報告など、課題を検討し、国内でファンドを販売する大手証券会社などの金融機関を選定し、手続きを、来年には完了したい考えです。


一般に、海外大手ファンドの多くは、最低投資金額が、数億円と大きく、10年間などと、決められた期間、解約できないので、資金の出し手は、年金基金や金融機関などの機関投資家か超富裕層の資産運用会社に限られています。


しかし、機関投資家は、景気や法規制などに左右されやすく、リーマンショック時には、一斉に資金を引きあげ、運用成績の良いファンドでも、資金調達に苦戦しました。


資金の出し手が、分散すれば、資金が安定し、良い運用がしやすくなります。


そのために、ブラックストーン・グループは、個人が投資しやすいように、他社に先駆けて取り組み、米国を中心に個人の資金が、全体の1割になっています。


金融資産から負債を差し引いた純金融資産が、5億円以上ある超富裕層が、日本には、約8万世帯あり、低金利による運用内への不満が高まる一方で、国内には高いリターンの見込める、代替投資先や金融商品は、限られます。


実績や世界的に知名度の高い、ブラックストーン・グループが、個人向けに募集をすれば、応募が膨らむ可能性があります。


ブラックストーン・グループは、2007年に東京オフィスを開設し、2014年にはゼネラルエレクトリックの日本法人から2,000億円で、マンションを取得しました。


今年7月には、大和ハウス工業から物流施設を取得するなど、国内不動産への累計投資額は、1兆円になるもようです。


8月には、武田薬品工業から、大衆薬事業を2,400億円で買収することを決めました。


ブラックストーン・グループは、今後投資と資金調達の機能をそろえ、日本市場に深く関わっていく方針のようです。

 


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