フルーツの輸入に明暗・キウイフルーツ、バナナが好調 【2月19日(金)】
新型コロナは、日常生活に密接な、果物の輸入にも、大きな影響を与えました。
家庭での消費の多い、キウイフルーツや、バナナは、巣ごもりの定着で増加しましたが、一方、飲食店向けが多い、レモンなどは、外出制限などもあり、減少しました。
2020年の果実の輸入量は、186万4,800トンと、前年比、1.9%増加し、2012年以来の高水準となりました。
金額は、3,462億9,100万円で、前年比、0.2%減りました。
巣ごもりの恩恵を受けた、キウイフルーツは、輸入が、11万3,400トンで、前年比、6.5%増え、金額は、489億6,800万円と、9.4%増えました。
数量、金額ともに、過去最高です。
キウイフルーツは、9割が、ニュージーランド産で、店頭価格が、1個100円程度と手ごろなうえ、手軽に豊富なビタミンが取れるとの認識が高まり、輸入が増えました。
輸入果実の半分を占める、バナナも数量は、前年比、2.2%増、金額は、0,8%増の1,052億1,300万円と、過去最高を記録しました。
有機栽培や、高糖度など、付加価値の高い商品が、増えました。
昨年春の、学校の一斉休校で、子供が、一人で手軽に食べられる点が、支持されたようです。
一方で、居酒屋でサワーなどに使う、レモンや、ライムは、大幅に減りました。
レモンは、4万5,000トンと、17.2%減り、金額も、26.5%減少しました。
忘年会と新年会の自粛が、特に響いたそうです。
空輸が多い、ライムは、航空運賃の高騰も影響しました。
高級フルーツのメロンは、ホテルや、レストランでの需要減に加え、スーパーで売るカットフルーツ用の減少が、響きました。
2021年前半も、業務向けの厳しさは、続きそうです。
家庭向けも、足元は、それ程は、強くはないようです。
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