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データ記憶装置の主役交代・HDDからSSDへ 【3月29日(月)】

パソコンなどに使う、データの記憶装置で、主役交代が起きました。


昨年、半導体素子を使う、ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)の出荷台数が、初めて磁気を使う、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)を逆転しました。


半導体技術の進歩で、価格が下がり、採用が広がっています。


2020年のSSDの世界出荷台数は、3億1,500万台と、HDDの、2億6,000万台を、初めて上回りました。


金額ベースでも、SSDは、279億ドル(3兆500億円)と、HDDの202億ドル(2兆2,100億円)を、上回っています。


SSDは、HDDに比べ、起動が速く、円滑に、情報を読み書きでき、小型化しやすい、などの利点があります。


従来は、価格の高さが、ネックでしたが、技術革新が進み、より多くのデータを、記憶できるようになり、部材を効率よく使えるようになって、コストが下がりました。


SSD1台の平均単価は、88ドルと、5年で、3割下がりました。


米アップルは、昨年8月に発表した、ディスプレー一体型パソコン「iMac」全てに、SSDを標準装備しました。


【6758】ソニーは、プレイステーション 5に、SSDを搭載し、HDD搭載のプレイステイション 4に比べ、ゲームの呼び込み速度が、100倍になりました。


2020年は、テレワークなどで、パソコン市場が非常に活況でしたが、恩恵の大部分は、HDDではなく、SSDが、受けました。


SSDは、韓国サムスン電子や、米ウエスタンデジタルが、世界大手です。


HDDは、1950年代に、米IBMが、大型コンピュータ向けに実用化し、その後、パソコンなどで、普及しました。


現在は、米ウエスタンデジタル、米シーゲイトテクノロジー東芝の3社が、主要なメーカーです。


HDDは、大容量化が、利点で、今後は、読み書きが頻繁でない、データの、長期保存に使われていく見込みです。

 

   
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