工作機械受注・国内も復調【4月20日(火)】
工作機械受注・国内も復調【4月20日(火)】
工作機械の受注が、国内でも復調してきました。
3月の国内向けの受注額は、406億円と、前年同月比、18.7%増でした。
前年同月比で増加するのは、2018年11月以来、2年4ヶ月ぶりになります。
半導体市場の活況や、自動車生産の回復などで、生産設備の需要が増加しました。
海外と合わせた受注総額は、65%増の1,278億円と、5ヶ月連続で前年を上回り、2019年3月以来の高水準でした。
好不況の目安とされる、1,000億円も、2ヶ月連続で超えました。
海外向けは、871億円と倍増しました。
国内向けをけん引したのは、データセンターや、高速通信規格「5G」の需要が増えた、半導体向けです。
半導体製造装置の部品を加工する旋盤や、マシニングセンターなど、幅広く、受注が伸びました。
【6506】安川電機は、2020年12月~2021年2月期の受注額が、前年同期比、20%増加しました。
2桁の減少が続いていた、国内向けが、自動車や、半導体・電子部品関連が回復し、1%増加に転じました。
2020年度(2020年4月~2021年3月)の工作機械の受注額は、前年度比、10,1%減の9,884億円でした。
新型コロナウイルスの感染拡大が響き、11年ぶりに、1兆円の大台を割れ込みました。
しかし、中国経済のいち早い回復を受け、電気自動車向けなど、外需は、6,622億円と、1,4%増加しました。
工作機械には、自動車生産に使われる製品が、多くあります。
内需は、回復基調にありますが、ルネサスエレクトロニクスの工場火災などによる、半導体不足が長引けば、自動車の生産計画が、下振れする可能性があります。
減産規模が、大きくなれば、工作機械の受注回復にも、影響が出てきます。
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