中国の宇宙進出【5月20日(木)】
バイデン政権が、中国の大型ロケットの残骸落下に、批判を強めています。
中国は、4月下旬に、独自の宇宙ステーションを建設するため、大型ロケット「長征5号B」を打ち上げました。
人工衛星などの残骸は、大気圏に再突入する際に、燃え尽きるのが一般的ですが、長征5号Bは、残骸が9日、インド洋に落下しました。
米政府は、人命に被害がでる恐れがあったと、懸念を示しました。
中国は、残骸処理について、問題はなかったと、強調しています。
サキ米大統領報道官は、宇宙での活動について、安全性の確保が、すべての国の利益であると強調し、暗に、中国を批判しました。
米国の批判は、安全性に加え、宇宙の秩序づくりを念頭に置いたものでもあります。
国連総会は、2020年12月、宇宙での軍拡回避に向けて、「責任ある行動規範」の策定を目指す決議を採択しました。
今秋にも議論が本格化しますが、決議は米欧主導で、中国やロシアは、反対しました。
米国は、中国の宇宙戦略に、懸念を強めていて、4月の報告書で、中国人民解放軍の潜在的な軍事作戦において、宇宙作戦は必須となると指摘しています。
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