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海外勢・日本株を買い越し【6月15日(水)】

日本と米国の株価格差が、縮小しています。


日経平均株価を、米ダウ工業株30種平均で割った「ND倍率」が、6月10日、0.85倍と、8か月ぶりの高水準になりました。


6月15日現在、約0.87倍となっています。


円安の影響で、ドル建ての日経平均も大きく下げており、海外から見た日本株の割安感が強まっています。


相対的に低下した、日本株保有比率の調整が必要で、海外勢の動きが、日本株を支えています。


10日の日経平均株価は、1.5%安の2万7,824円でした。


欧州中央銀行(ECB)の利上げ方針などを受けて、1.9%安だったダウ工業平均より下落率は、小さくなっています。


ドル建ての日経平均は、昨年末に比べ、17%安と、ダウ平均の11%安より、下落率が大きくなっています。


日本株保有率が下がってしまったため、海外の年金などが、比率を保つため日本株を買い始めています。


5月30日~6月3日の投資部門別売買動向では、海外投資家が現物と先物を合わせて、6,222億円買い越しました。


2021年9月以来の買越し額です。


比率調整のための資金が、日本株と米国株の差を縮めています。


中国のロックダウン(都市封鎖)解除で、サプライチェーン(供給網)が回復すると見た製造業への買いも日本株を押し上げています。


ロックダウン解除や岸田首相の骨太方針など、海外投資家にとって買いやすいテーマが増えています。


機械や自動車などへの買いがND倍率の上昇に寄与しているようです。


しかし、米国で金融引き締めが続くなか、海外勢の買いがどこまで続くか、不透明部分もあります。

 


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