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株式保有額・孫正義氏が首位【7月27日(水)】

保有株数と株価をかけ合わせた株式の保有額で見た、個人別のランキングでは、2022年3月末時点での首位は、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長でした。


ファーストリテイリング柳井正氏や日本電産永守重信氏、キーエンスの滝崎武光氏が続きます。


市場全体の株価下落の影響が大きく、1,000億円以上の人数は17人と、前年から7人減少したものの、新たに2021年4月に上場したビジョナルの創業者南壮一郎氏などの新顔も登場しました。


大株主リストをもとに、個人名義の上場株式の保有状況を調べ、個別銘柄の保有額ベースで、複数企業の合算をせず、資産管理会社などの別名義での保有分は除きました。


東京証券取引所の株式分布状況調査によると、2022年3月末時点での個人株主の株式保有額は121兆2,022億円と、前年度末を3%下回りました。


投資部門別売買状況では、13年ぶりに買い越しましたが、総額では縮小しました。


首位の孫正義氏は2兆5,580億円と、昨年度末から40%減少しています。


金融引き締めで、成長株への投資が細る懸念から、傘下のビジョン・ファンドの運用が悪化し、ソフトバンクグループ株価下落に拍車をかけました。


市場全体が下落するなか、特にネット企業の下落が大きく、楽天グループの三木谷浩史氏やメルカリの山田進太郎氏は、保有時価が600億円余り目減りしました。


三木谷氏は、前年の7位から8位に山田氏は、9位から13位にそれぞれ順位が下がりました。


キーエンス創業者の滝崎氏は、4位と昨年から順位を一つ下げました。


キーエンスの株価は、1年間でほぼ横ばいでしたが、3月末に保有株の約半数にあたる745万株を公益財団法人のキーエンス財団に寄付しました。


替わって、日本電産の永守氏が3位に浮上しました。


同社の株価は、2021年度に3割下落し、永守氏の保有額は1,800億円減少しました。


永守氏は4月の会見で、今の株価は耐えられない水準と語り、最高経営責任者(CEO)に復帰しました。


新たに二人が、保有額で1,000億円を超えました。


14位の南壮一郎氏は、人材サービス「ビズリーチ」などを運営するビジョナルの創業者です。


ソフトウェアの品質検査を主力とするSHIFTの丹下大社長も、新たに15位に顔を出しました。

 


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