東京高速道路(KK線)・空中遊歩道に再生【5月15日(月)】
東京・銀座の街を囲むように走る、東京高速道路(KK線)の再生計画が動き出しました。
現在の自動車専用道路を廃止し、2030~2040年代に、空中遊歩道として再整備します。
東京都は、5月4日と5日、KK線を通行止めにして「銀座スカイウォーク」と題したイベントを開きました。
普段は自動車しか通行できない道路を歩行者天国として開放し、KK線の将来像を体感できるようにしました。
路上に設けた休憩スペースに人工芝を敷き詰め、ベンチも用意しました。
ステージでは和太鼓パフォーマンスなどが行われ、近くには、キッチンカーも出店しました。
「銀座スカイウォーク」は3,000人の参加募集に対し、2万7,000人が、応募しました。
応募者の4分の1は、東京都外からの申込みでした。
KK線は、全長約2㎞の自動車専用道路で、銀座を経由して京橋と新橋をつなぎます。
1951年に銀座の復興と、周辺の渋滞緩和を目的に建設されました。
KK線の通行料は無料で、道路下のビルには飲食施設「銀座コリドー」や商業施設「銀座インズ」などが入り、賃貸収入を道路の維持管理費などに充てています。
KK線が遊歩道に生まれ変わるきっかけとなったは、都内の道路交通網の再編です。
首都高速の日本橋付近の地下化に伴い、都心環状線のルート変更が行われ、KK線の通行量の低下が見込まれるため、自動車専用道路の役目を終えます。
KK線は、2020年代中ごろに廃止し、2030~2040年代に全区間で整備の完了を目標とします。
飲食や物販のほか、緑地やベンチなどを設けます。
整備費は、140億円を見込みます。
国内では、戦後から高度成長期にかけて整備されたインフラの老朽化が進んでいます。
KK線は、高架の自動車専用道路を遊歩道として再整備する国内でも珍しい事例で、老朽したインフラの再生モデルとして期待されます。
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