メダカ・オークションで100万円も【5月22日(月)】
ペットブームが続くなか、メダカ飼育の人気が広がっています。
かつては、1匹数十円から100円程度で販売されていたものが、オス・メスのペアで2,000~3,000円以上が定着しています。
東京都墨田区でメダカを扱う「江戸目高」では、軒先に並んだ容器の中に2,000円の値札がついたメダカが数匹ずつ泳いでいます。
店の裏には大型容器が並び、中には、1匹1万円以上のものもあります。
仕事帰りに立ち寄ったという男性は、金魚はエサをガツガツ食べるので苦手、のんびり鑑賞できるメダカが好きだと話します。
毎月のように訪れ、数万円使うこともあると語っていました。
東京など、都市部では、ここ2、3年メダカ専門店の開業が相次いでいます。
「江戸目高」は、2021年の開業で、代表の中村さんは、「市場があるのはわかっていたが、実際に開業してみると、目当ての品種を求めて遠くから買い付けに来る人が多い」と話します。
かつては、都市部の水辺に普通に生息していたメダカですが、環境の悪化で、生息数が減少し、1999年には、環境庁が絶滅危惧種に指定しました。
注目が集まり始めたのは、2000年代中頃からで、赤色の「楊貴妃」など、改良された様々な品種が、登場するようになりました。
微妙な姿の違いや希少性で、メダカの価格は大きく変わります。
最初は熱心なファンが中心でしたが、少しずつ市場が広がりはじめ、コロナウイルス下で、自宅で過ごす時間が増え、拍車がかかりました。
メダカは、住宅のスペースや時間に余裕はないが、ペットを飼いたいという人のニーズにぴったりと合います。
2022年の調査で、ペットを飼っている人のトップは、イヌ(11.1%)で、2位がネコ(9.6%)、3位が金魚やカメを抑えてメダカ(3.5%)でした。
繁殖が簡単なことも、他のペットにはない魅力です。
寿命は1~3年ですが、うまく育てれば、長く楽しむことができます。
コロナ禍の副業ブームで、繁殖に本格的に取り組むにわかブリーダーも増えました。
高い値段で買っても、うまく繁殖できれば、大きな利益が出ます。
ネットオークションで、一匹50万円、100万円で取引されることもあります。
17世紀のオランダのチューリップバブルは、球根の取引が投機化し、高騰後に一気にバブルがはじけました。
メダカブームも、どこか過熱感が漂い、盗難や品種を偽る詐欺事件も起きるなどしていて、どこか、危うさが見え隠れします。
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