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日本株・海外投資家の買い越し6兆円【6月27日(火)】

海外投資家の日本株買いが続いています。


海外勢は、6月の第2週(12~16日)に6,414億円の現物株を買い越し、買い越しは12週連続となりました。


買い越し額の累計は、比較可能な、2003年以降で最大です。


買い越しの累計額は、6兆円を超えています。


日本株で12週続く買い越しは、アベノミクス初期(2012年11月~2013年3月)の18週連続以来の長さです。


当時の買い越し額は、累計で5兆7,000億円で、今回の方がペースが速くなっています。


海外の大手運用会社の間では、日本株投資を見直す動きが続いています。


仏運用大手のアムンディは、6月の投資判断で日本株について、前月までのネガティブ/ニュートラルからニュートラルに引き上げました。


米国の景気後退リスクから、先進国株全体に警戒するが、日本株は、相対的にポジティブだとしています。


資本効率の是正といった企業改革への期待のほか、底堅い景気や脱デフレに向けた物価上昇が材料視さました。


英運用大手のフィディリティーインターナショナルも、日本企業の経営環境の良さに注目しています。


世界中の同社アナリストに聞いた、担当する業種の経営者の景況感は、日本だけが改善傾向を示しました。


背景にあるのが、原材料高やサプライチェーンの制約といった、マイナス要因の緩和です。


業績改善を通じた日本株高が期待でき、日本株優位の展開を予想しています。


中長期的な日本企業の競争力を評価する声もあり、英インパクス・アセットマネジメントでは、資源輸入国の日本は、エネルギーや資源の利用を効率化する手法で、最前線に立ってきたと指摘します。


アベノミクス期は、約2年半で買い越し額が21兆円に達しました。


過去の株高局面で、海外投資家の日本株保有比率が、1ポイント前後改善したとの経験則があるそうです。


今の日本株ラリーに当てはめれば、50兆円の買いが見込まれるとの分析もあります。


日経平均株価は、先々週まで10週連続で上昇し、23%切り上がりました。


2022年末から日本株に買いを入れてきたという欧州系運用会社のナティクシス・インベストメント・マネージャーズは、5月に日本株への投資判断を強気から中立に引き下げました。


一旦、一部で利益を確定させるタイミングだと判断しました。

 


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