【公式】スナップアップ投資顧問ブログ

日本株式の専門家スナップアップ投資顧問の公式ブログ

クレジットカードで改札を通過【8月9日(水)】

鉄道各社が、クレジットカードを使って、改札機を通過できる仕組みを導入します。


東京メトロが、2024年度にサービスを始め、東急も導入を計画しています。


海外では、公共交通のクレカ決済が浸透しており、交通系ICカードを持たないインバウンド(訪日外国人)需要を取り込みます。


東京メトロは、三井住友カードが手がける、公共交通向けの決済プラットフォーム「ステラ トランジット」を活用します。


あらかじめ専用サイトで「企画乗車券」を購入すると、クレカを改札機にかざすだけで通過できます。


2024年度中に実証的に導入したうえで、その後の本格的な導入を目指します。


クレジットカードだけでなく、デビットカードプリペイドカードでも支払いできるようにします。


国内では、スイカパスモなどの交通系ICカードが普及していますが、これまでの訪日客は、こういったICカードを持っておらず、切符や周遊券を購入する必要がありました。


鉄道会社にとって、切符に代わる手段として普及が進めば、券売機などの設置にかかるコストの削減が見込めます。


公共交通機関でのクレカ対応は、世界の約700の地域で導入されています。


国内では、JR九州など地方の鉄道やバス会社など、70社余りの交通事業者で実用化や実証実験が進んでいます。


東急も、田園都市線などの一部の駅で、今夏以降導入し、2024年春には、東急全駅に広げる予定です。


交通系ICカードに比べ、利用できる店舗・サービスが多いクレカは、利用促進に向けた施策が打ち出しやすく、例えば、駅でクレカで買い物した顧客を対象に、割引運賃で電車に乗れるようにすることなどが想定されます。


課題もあります。


クレカをタッチして改札を通過するのにかかる時間は、交通系カードに比べ、大人一歩分遅いとされています。


乗降客の少ない郊外では使いやすいのですが、都心の乗降客の多い主要駅での運用に耐えられるかが普及に向けてポイントとなります。

 

※無料で銘柄相談も承っております。
※有力な情報配信も行っておりますので下記URLよりご確認ください。

https://snap-up.jp/