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生涯子供を持たない女性が推計42%【8月14日(月)】

生涯にわたって子供を持たない人が、2005年生まれの女性(2023年に18歳)の場合、最大42%になると推計されます。


男性はさらに多く、5割程度になる可能性があります。


先進国でも、突出した水準です。


人口学では、50歳時点で子供を持たない女性を「生涯無子」とみなします。


男性は、年齢を区切って「生涯無子」を定義するのは難しいのですが、多くの国で、女性より無子率が高いことが知られています。


2005年生まれの女性の場合、子供を持つ人が最も少ないという仮定では、50歳時点の無子率が42%になります。


最も多いと仮定しても、無子率が24.6%と推計されます。


両者の中間をとっても33.4%で、3人に1人は、子供を持たない人生を送ることになります。


男性の場合は、女性より未婚率も高く、1割程度生涯無子率が高いと思われます。


最大5割程度、2人に1人のの男性は、子供を持たない可能性があります。


1970年生まれの女性(2023年に53歳)でみると、日本以外の主な先進国の生涯無子率は、1~2割程度ですが、日本は27%と突出して高くなっています。


近年、英米やドイツでは、生涯無子率上昇の勢いが収まりつつあります。


仕事と子育てが両立しやすい環境が整い、少なくとも1人は子供が持てるようになってきているとの見方もできます。


日本も働き方改革を始め、環境整備に力を入れる方針を掲げますが、若者の結婚や子供を持つ意欲は、低下しています。


2021年の出生動向基本調査では、若い未婚者の中で、生涯独身でよいと考える人が急増しました。


日本は、生涯子供を持たない高齢者が増加する社会に直面することになります。


日本では、医療や介護施設への入居にあたって、身元保証人を求められることがあるなど、家族がいることを想定した社会制度があります。


身寄りがないと、住居も借りにくくなっています。


年金、医療、介護、生活支援などの分野で、家族がいない場合でも不利にならないようなセーフティネットをどう築くか、早急に議論を進める必要があります。

 

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