農林水産物の輸出・伸び悩み 【2月15日(月)】
2020年の農林水産物・食品の輸出額は、9,223億円と、8年連続で過去最高を記録しました。
しかし、コロナ感染の影響で、2019年比で、1.1%増と、伸び悩みました。
畜産品の輸出額は、771億円と前年比、9%増え、特に、鶏卵は、24億円増の46億円と2倍に、なりました。
輸出先の、9割を占める、香港で、衛生面で安全性が、高いとされる、日本産の鶏卵の需要が、高まりました。
和牛を中心とした、牛肉は、289億円と、2.7%減少しました。
昨年後半は、欧米や、アジアで、巣ごもり需要が増えましたが、前半の落ち込みが、響きました。
コメの輸出額は、53億円と、15%増加しましたが、特に、香港向けが、30.9%増の18億円となりました。
巣ごもり需要と、外食需要の回復が、追い風になりました。
落ち込んだのは、水産物で、輸出額は、1,676億円と、22.5%減少しました。
ホタテ貝が、314億円と、29.6%減少し、真珠は、76億円で、76.9%減りました。
ホタテ貝は、主産地の北海道で、豊漁でしたが、中国の飲食店や、加工向けの需要が減り、価格も下がりました。
真珠は、香港での展示会の中止が、影響しました。
果物の輸出は、225億円と、9.1%減りました。
輸出のおよそ半分を占める、リンゴが、107億円で、26.2%減少したことが、響きました。
2019年の、青森産の不作と、コロナ禍で、台湾や、香港からの需要が鈍りました。
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