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ブランド米「つや姫」が伸びています【11月14日(木)】

山形県のブランド米「つや姫」の栽培が西日本で増えています。


西日本での栽培面積が全体の14%と、10年間で6ポイント増えました。


もともと栽培されていた東日本でも底堅く、栽培面積の伸びのペースが、鮮明です。


旨味や甘み、高温でも食感が劣化しない特性が評価され、島根県長崎県大分県など九州での栽培が広がります。


つや姫は、山形県農業試験場省内止支場が開発し、2010年に市場に登場しました。


炊きあがりの光沢がよく、冷めても味が落ちにくい特徴があるとされます。


日本穀物検定協会のコメの食味ランキングで最高級の特Aを13年連続で受賞しています。


2022年産は、山形県を含む10県で栽培されました。


栽培総面積は、約1万7,300㌶と、2012年の2倍に増えました。


同じ期間で2割近く減った主食米の作付面積と比べれば、差は明らかです。


山形県は約9,900㌶、宮城県は約5,000㌶と、それぞれ10年前と比べて1.5倍、3倍でした。


最近目立つのが西日本での増加です。


2022年には近畿地方以西での作付面積が約2,400㌶と、10年前の3.7倍になりました。


全体の14%に達し、10年前の7%から7ポイント増えました。


西日本では、島根県が最大産地で、2022年の栽培面積が約1,400㌶で、2012年の5倍になっていて、県内のコメの作付面積の1割を占めます。


大分県も栽培面積が700㌶と、10年で約3倍に増えています。


コメの銘柄は、誕生した地域の近隣で栽培されることは、散見されますが、気候の違いもあり、全国で栽培するのは難しく、コシヒカリなどを除くと、登場から10年でブランド米が地域を超えて作られるのは珍しいと言います。


山形県は、栽培品質の維持にも力を入れています。


山形県内では認定を受けた農家しか生産できず、出荷時もタンパク質含有率など県が定めた基準を満たす必要があります。


コメの国内需要の減少に歯止めがかからないなか、じわりと広がる越境栽培は、ブランド米の淘汰をさらに進めそうです。

 

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