2023-01-01から1年間の記事一覧
今年のお盆は、県をまたいで移動する旅行需要の回復が目立ちました。 行先として、北海道や沖縄県は、コロナ前を越えました。 お盆後半の台風7号の影響で、全体としては、コロナ前の9割水準にとどまりました。 ドコモインサイドマーケティングの人流データに…
米国では、総額1億ドル(約145億円)以上の株式を保有する投資家は、四半期ごとに保有状況を、米証券取引委員会(SEC)に届ける必要があります。 主に、米上場銘柄が対象となります。 2023年6月末時点の開示状況が出そろい、米国の著名投資家の巨大IT・中国株離…
陸上養殖で生産された魚介類が飲食店に並び始めました。 水産大手のニッスイが育てたマサバやバナメイエビが、外食チェーンに登場しました。 カキの完全陸上養殖に成功した新興企業も現れました。 コロワイドグループのアトムが展開する「にぎりの徳兵衛」で…
先進国で、交通渋滞問題が再浮上しています。 インフラの老朽化が渋滞を悪化させる要因となっていて、インフラ修繕や改修の予算が不足するなか、渋滞税導入の議論も盛んになってきました。 人口800万人以上の大都市で2022年に道路が最も混雑したのはロンドン…
中古車販売大手のビッグモーター(東京都港区)へ銀行団が借入金90億円の借り換えに応じない方針を伝えました。 保険金の不正請求など一連の不祥事で、融資を続けることのリスクが大きいと判断しました。 同社は、銀行側の方針を受け入れ、借入金を返済する方…
中国から日本への団体旅行が、3年半ぶりに解禁されました。 コロナ禍で落ち込んだインバウンド復活の期待が大きい一方で、人手不足で受入れ体制に不安があり、どこまで回復するか見通せません。 関連業界からは、団体旅行の解禁を歓迎する声が相次ぎます。 A…
鉄道大手の業績回復が鮮明です。 8月10日に出そろった18社の2023年4~6月期の連結決算で、西日本鉄道を除く17社の営業利益が、前年同期を上回りました。 人流が戻り、新幹線など、定期外収入が増え、運輸収入がコロナ前の9割程度まで戻りました。 在宅勤務の…
生涯にわたって子供を持たない人が、2005年生まれの女性(2023年に18歳)の場合、最大42%になると推計されます。 男性はさらに多く、5割程度になる可能性があります。 先進国でも、突出した水準です。 人口学では、50歳時点で子供を持たない女性を「生涯無子…
秋の味覚、サンマの漁獲が、今年も低調になりそうです。 8月20日に大型漁船の漁がスタートする見込みですが、8月~12月に日本近海に来遊するサンマは、漁獲量が過去最低だった昨年と同水準になりそうです。 サイズも従来と比べ、小さくなる見込みです。 水産…
鉄道各社が、クレジットカードを使って、改札機を通過できる仕組みを導入します。 東京メトロが、2024年度にサービスを始め、東急も導入を計画しています。 海外では、公共交通のクレカ決済が浸透しており、交通系ICカードを持たないインバウンド(訪日外国…
7月、インド政府は、高級インディカ米であるバスマティ米以外の白米の輸出を禁止しました。 穀物輸出の拠点であるウクライナへのロシアの攻撃と、インドの輸出制限を受け、世界的な食料インフレへの懸念が大きくなっています。 インド消費者問題・食料・公共…
チョコレートの原料のカカオ豆の国際価格が高騰しています。 カカオ豆の国際指標となるニューヨーク先物価格が7月26日、1トン3,561ドルと2011年3月以来約12年ぶりの高値をつけました。 2022年末と比べ4割高くなっています。 高級品の南米最大の生産国のエク…
7月31日までに2023年4~6月期決算を発表した企業のうち、為替見通しを開示した企業の46%が、3ヶ月前の想定より円安に見直しました。 54%の企業は、従来計画を維持しました。 全体の9割以上が、足元の実勢レート(142円)より円高方向に設定しています。 130…
人の体質は、両親からの遺伝で決まり、日本人の5%は、全くお酒が飲めない、いわゆる下戸です。 赤くなる人は、アセトアルデヒドが体内にたまりやすく、酒の強い人と同じ量飲んだ時の発がんリスクは高くなります。 毎日3合以上の酒を飲む人では、酒に強い人…
少量の飲酒でも、がんを始め病気のリスクを高めるという研究報告が増えています。 酒は百薬の長という言葉もありますが、少しのお酒は体に良いという考えの根拠は乏しくなりました。 どんな量、どんな種類のアルコールであっても健康にはよくないとカナダの…
2024年7月26日開幕のパリ五輪が1年後に迫りました。 ウクライナ侵攻を続けるロシアの出場を巡って、意見が割れ、ウクライナは、ロシアが参加すればボイコットする意向です。 開幕に向けて、現地は盛り上がりを見せていますが、今大会は、ロシアのウクライナ…
2024年4月から、トラック運転手の時間外労働が年960時間に制限されます。 人手不足に加え、労働時間が短くなることで物流が停滞する2024年問題が懸念されています。 これまでは、事前に労使で合意を結べば、事実上無制限で残業ができる仕組みになっていまし…
2024年4月から、トラック運転手の時間外労働が年960時間に制限されます。 人手不足に加え、労働時間が短くなることで物流が停滞する2024年問題が懸念されています。 これまでは、事前に労使で合意を結べば、事実上無制限で残業ができる仕組みになっていまし…
コメの輸出量が、1~5月で前年同期比3割増加し、過去最高のペースで伸びています。 農水省がまとめた1~5月の累計輸出量は、1万3,371トンと、前年同時期と比べ、3割増えました。 輸出金額も同33%増の34億300万円でした。 主力の米国向けが、2倍の2,357トン…
2023年3月期の有価証券報告書で、女性管理職比率が高い企業では、株価純資産倍率(PBR)が高い傾向があることが分かりました。 同比率が18%のオリエンタルランドのPBRは約11倍です。 3月期決算の上場企業約1,800社の有報を分析したところ、女性管理職比率…
不動産不況が中国経済の重荷となっています。 経営再建中の不動産大手、中国恒大集団は2年間で、約5,800億元(約11兆2,000億円)の最終赤字を計上しました。 同社が7月17日発表した2021年12月期の連結決算は、4,760億元の最終赤字、2022年12月期は1,059億元の…
日本取引所グループが7月21日発表した投資部門別売買動向によると、信託銀行は、7月の第2週(10日~14日)に現物株式と先物の合計で、1兆1,600億円売り越しました。 売り越しは、4週連続で、2014年の集計開始以来、最大となりました。 7月の第2週は、上場投資…
2022年度の株式分布状況調査によると、個人の保有比率が2013年度以来、9年ぶりの高い水準となりました。 個人株主の増加数の首位は、商船三井で、2023年3月末の個人株主が31万6,000人と、1年前から22.1万人増えました。 2022年4月に1株を3株に分割したことで…
全米の俳優ら16万人が加盟する、映画俳優組合が、43年ぶりにストライキに踏み切りました。 動画配信の報酬や人工知能(AI)の利用を巡り、経営側の団体との交渉が、決裂しました。 動画配信とAIは、ビジネスモデルを変え、業界は、転換点にあり、今、行動を…
欧米の大手資産運用会社が、日本株の投資判断を引き上げています。 世界最大の資産運用会社、米ブラックロックは、6月末にアンダーウエイトからニュートラルに変更しました。 ブラックロックはこれまで、資金配分を通常より少なめにするアンダーウエイトとし…
香港政府は、7月12日、東電福島原子力発電所の処理水の海洋放出方針に反発し、福島や東京、宮城、千葉など10都県からの水産物の輸入を禁止すると表明しました。 中国本土の方針と一線を画して、実利を目指したかつての姿から一転、祖国の戦狼外交の先頭に立…
世界気象機関は、7月7日の世界の平均気温が17.24度で、過去最高だった2016年8月16日の16.94度を上回ったと発表しました。 先月は、観測史上最も暑い6月でした。 世界の平均気温は長期的に上昇傾向にあります。 2020年の平均気温は、1850~1900年の平均気温に…
全国で路線バスの値上げが相次いでいます。 値上げの認可や申請件数は、6月末時点で前年度比3.3倍に上ります。 運転手の待遇改善や燃料費の高騰が影響しています。 乗客の減少や運転手不足による減便も後を絶ちません。 値上げの認可件数は、2021年度は1件、…
公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が2022年度の運用実績を公表しました。 2兆9,536億円の黒字で、3期連続の黒字となりました。 けん引役となったのは、資産全体の25%を占める国内株式の上昇でした。 債券安を株高が補った形となりま…
都心のマンション価格の高騰が止まりません。 同様の住宅価格の高騰は、世界の大都市でも生じており、社会問題に発展しています。 1980年代後半の日本のバブルは日本だけの現象でした。 2008年の世界金融危機に至る米国のバブルは欧米などの限られた国だけの…